ハリネズミな女
表紙のハリネズミが可愛くて、最近買って読んでみました。
ハリネズミなのに自分のハリが大嫌いで、つきあいの苦手なハリネズミ。
その設定も可笑しくて、自分とも重なります。
私は、どちらかと言うと人見知りはしないほうですが、
他人に合わせてしまいがち。
人に合わせられるのは、良い面もあるのでしょうが、
苦手な人、強引な人に振り回されてしまうのです。
昔よりは図太くなりましたが、まだ他人軸で生きているなあって思います。
ハリネズミは誰かを招待しようと思い立ち、下記のような招待状を書き始めます。
親愛なるどうぶつたちへ。きみたちみんなをぼくの家に招待します。
・・・でも、誰も来なくてもだいじょうぶです。
なんて臆病なハリネズミ!しかもそれを出す勇気が出ません。
ハリネズミの頭の中では、色々な動物たちが訪問するのですが、
その展開がネガティブすぎ(笑)
思わず、そんなに心配しなくて大丈夫だよって言って、ハリネズミを抱きしめたくなり
ました(ハリは痛いけど)
2017年に本屋大賞も受賞した、オランダのトーン・テレヘン氏が書いた大人の童話
です。